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テックスエンジレポート

TEXENG Report 2018 No.001 (TEX技術報告・商品紹介)

技術報告

機械事業本部

バーチャルリアリティ(VR)活用によるエンジニアリング業務効率の改善

運転者や整備員が機内で作業を行う大型製鉄機械の設計にVR技術を活用し、設計段階でユーザーと実機作業イメージを共有、デザインレビューの精度を高めることでエンジニアリング業務効率を大幅に改善した。大型機械へのVR適用のため、必要な設計データの見極めとデータの簡素化によりVR画像の高速処理を可能にした。今後は3Dスキャナーによる設備の点群画面内にVRを導入し、点群とVRの融合によるさらなる効率改善を目指す。


電計事業本部

生産・物流最適化技術の開発と今後の展開

近年、少子高齢化に伴って日本の生産年齢人口は減少傾向にあり、産業界でも人手不足への対応とともに、さらなる生産性向上による競争力強化が経営の最重要課題の1つとなっている。その課題解決に向けて高度ITを活用した業務改革への取り組みが加速化している。
本稿では、高度IT活用技術の柱の1つとして取り組んでいる「最適化技術の生産・物流計画への応用開発」の内容と成果、および今後の展開について紹介する。


建設事業部

釜石市発注「魚河岸地区荷捌き施設工事(建築主体)工事」の記録

魚河岸地区荷捌き施設(魚市場)の再建は、「鉄と魚とラクビーの街 釜石」の震災復興のシンボルとして、関係各位の早期完成の期待を担いつつ実施された。災害復旧や沿岸施設(潮位影響)といった特異な施工環境に対し、行政と一体となった輻輳工事の調整・進行や工法改善提案による施工品質確保を実施し、お客様および関連部署から高い評価をいただくとともに、公共工事を通して自身の技術的成長をも果たし得た事案。


生産事業部

ロールプロフィール導出装置および導出方法

日本製鉄(株)名古屋製鉄所熱延工場では、鋼板の通板トラブルにおける生産・コストロス影響が大きな課題となっている。通板トラブルを減らすには、圧延に使用するロール研削の精度向上が必要不可欠で、そのためには、ロールの外観形状を正確に測定することが必要になる。今回、従来のロールプロフィール導出技術の問題点を整理し、我々が求めるロール品質に研削できたか高精度に確認できるロールプロフィール導出装置を開発した。結果、従来以上の高精度研削ロールを名古屋製鉄所熱延工場殿へ提供することが可能となったもの。

商品紹介

電計事業本部

設備保全管理システム「UNIVEAM Ver 3.0」のご紹介

当社製品である「UNIVEAM 3.0」は、設備保全管理業務をトータルサポートするソリューションである。UNIVEAMは生産設備やインフラ設備に対してPDCAサイクルの設備保全業務をサポートする機能を装備しており、製造業界のリーディングカンパニーをはじめ、多数の有力企業に採用されている。オンプレミスまたはクラウドサービスにてお客様が必要とする管理機能を提供可能である。


ロボティクス事業部

主な商品のご紹介

ロボティクス事業部は国内5か所に拠点を置き、今回紹介をする
・ロボット利用システム ・検査、計測技術 ・加熱冷却制御技術……に加えて
・電磁力応用技術 ・マーキング、コーティング技術
・システム設計技術 ・解析シミュレーション技術
等の得意分野を展開している。


パーティクルボード事業部

日鉄テックスエンジ ファインボードのご紹介

木質廃棄物のみを使用した、CO2排出削減に貢献する環境負荷軽減商品です。
建築材、家具用、住宅内装用等に広く利用されています。
社内研究・技術開発、エンジニアリング部門と連携し、高い品質をお届けします。


活性炭事業部

“活性炭(活性コークス)”のご紹介

当社は、2000年から製鉄プラントや火力発電所向けに、排ガス中から硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)などを取り除くための吸着剤である“活性炭(活性コークス)”の製造販売を行っている。コークス素地が均一・緻密で微細孔を良好に有する高強度、高吸着能を有した製品を提供している。国内製造のトップシェアを誇っており、今後も、商品の開発、技術・営業サービスの充実を図っていく。

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