ロボティクス
鉄粉濃度計
磁力(磁石)を利用して冷間圧延油(調質圧延油・TCM圧延油・スキンパス圧延油等)、電解液中の鉄分を重量磁気天秤法を用いて判定します。
見込める成果
品質向上
省人化
こんなお客様に選ばれています
鉄鋼メーカー
特長・強み
簡便な操作で、冷間圧延油・電解液中の鉄分の迅速且つ高精度な計測が可能
付属パソコンを操作し、試料瓶(内容積50mlガラス製密閉容器)に採取した圧延油サンプルを電子天秤上の試料置き台に置くだけ。従来の分析手作業(蒸発・乾固・灰化・酸溶解・測定)に比べて簡便な操作で、迅速(約15分)かつ高精度(±50ppm at1,000ppm)な計測が可能です。
計測原理
1. 天秤の0グラム校正を行います。
2. 試料置き台上に圧延油入り容器を設置します。
3. 磁石からの磁界に油内の鉄粉が引き付けられ、磁石自身に下向きの吸引力が発生します。(同時に、鉄粉に上向きの吸引力が発生します)
4. 磁石は天秤皿の上に取り付けられており、磁石に生じる吸引力がそのまま重量として計量されます。
5. 「重量値∝鉄分濃度」の関係より、重量値を鉄分濃度値に換算します。